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お知らせ
令和7年度 第28回通常総会を開催
令和8年度 事業計画
円安やエネルギー価格の高騰を背景としたインフレは続いており、生活費の上昇が続いています。農業資材も高止まりの状況にあり、生産現場への負担も大きくなっています。加えて猛暑や異常気象の影響により生育の不安定化が顕著になり、とりわけ秋口の葉物の出荷減少は大きな課題となっています。
一方で、有機農業への関心は着実に高まっています。学校給食での有機食材の活用拡大や流通での取り扱い増加など、市場環境は大きく変化しています。この機会を確実に捉えることが求められています。
昨年度までは、生産と組織の基盤強化に取り組んできました。本年度は、その土台の上に「体験価値」の向上を掲げます。
具体的には、有機野菜を通して「作る・食べる・知る・働く」体験を広げ、その価値を多くの人と共有していきます。
これまでも消費者との交流会や、学校給食の現場での食育活動などを行ってきましたが、こうした取組をさらに広げていきます。
部会員それぞれが、交流会や作業体験、レシピ提供、情報発信などに関わりながら、この取り組みを共に育てていきます。
本年度は、安定供給を基盤としながら、体験価値を通じて産地の価値を一段引き上げる一年とします。
生産面では、秋口の葉物の出荷安定化を図り、年間を通じた供給の安定と信用の維持・向上に努めます。また需要期における出荷体制を強化し、九月のきゅうりや十月の長ネギなど、それぞれの季節で強みを活かした安定供給を進めてまいります。
あわせて、農福連携や機械活用、栽培履歴・出荷管理のDX化を推進し、生産者および事務局の負担軽減と生産基盤の強化を図ります。
将来にわたり発展し続けるためには、新たな担い手の確保も重要です。担い手の確保に向けて、新たな取組として、新規就農を検討している方々に向けた一日農業体験の機会づくりを農協とも連携しながら取り組みます。体験などを通じて有機農業に「まず関わる」機会を作り、次世代につながる産地づくりを進めます。
これまで二年をかけて研修制度の再整備にも取り組んできました。本年度からは研修担当役員を設置し研修のサポート体制を強化します。
生産規模の拡大をすべての生産者に求めるものではありません。各生産者が希望する規模で安定して農業を続けられる環境を整え、小さくても強い産地、支え合いながら続いていく産地を目指します。
私たちは「よりおいしい」「より健康な」「より豊かな」食卓を通じて、農家が安心して続けられ、消費者が有機野菜を選び続けられる社会を目指します。
消費者が自ら作ることができないからこそ、私たちが責任を持って作り続けます。その覚悟を持って、この産地を次の世代へつないでいきます。
そして、この取り組みを部会全体で進めて参ります。
今年度の具体的な活動は下記のとおりです。
① 栽培技術の向上を組織的に行い、厳しい環境に負けない栽培を目指します
・新技術の導入による酷暑対策
・行政事業や新技術の活用による生産力の向上
・新規品目への挑戦
・部会員の要望に合わせた産地見学の実施
・土壌環境整備、診断に基づく土づくりのさらなる推進(土壌医取得支援)
② 情報発信をさらに強化し、体験価値を広げます
・作る・食べる・知る体験の企画実施
・学校給食や交流会での有機理解の深化
・新規就農希望者への「関わる入口」の整備
③ 営業体制強化を推進し、安定供給と信用の向上を図ります
・欠品率の改善に向けた情報共有強化
・需要期の出荷体制の強化
・新規品目の提案強化と情報共有
・取引先各社との計画共有と提案力向上
④ 生産者・事務局負担の軽減を図り、持続可能な運営体制を整えます
・農福連携・機械活用の推進
・栽培履歴DX利用促進
・出荷計画・実績管理のDX化
⑤ 研修生のサポート体制を強化し、安心して取り組める研修体制を整えます
・研修マニュアルの作成
・指導農家、研修生との情報共有
・研修生の栽培技術、精神面のサポート
上記の活動目標を推進し、部会員一同で取り組みを進めてまいります。
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